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【ネタ記事】一大戦 開催 ~熱闘、野球の部~

 一昨年の12月から始まった第54回七大戦は昨年9月にすべての競技を終了し、本学が3連覇を成し遂げた。本学で学ぶ学生として、この優勝は大変喜ばしいことである。我々報道部は七大戦に直接参加したわけではないが、取材という形で、七大戦で活躍するサークルを追っていた。
 



 そんなときである。いくつものサークルを取材している中で自分の中に一つの感情が芽生えていることに筆者は気づく。「自分も彼らのように競い合いたい」。勝利へ向かって努力する彼らの姿を見て筆者は心を打たれ、自分も誰かと闘いたい、と考えたのだ。善は急げと早速部員を集めて、我々も大会を開くことにした。その名も「一大戦」。筆者対報道部連合の戦いの火蓋が切って落とされた。

 種目は筆者の独断により野球を選択。まずは筆者が打席に立って報道部連合のメンバーが投げるボールを打ち、次に筆者がボールを投げて報道部連合のメンバーが打つ、というルールで行う。野球経験者である筆者ならば今回の勝負は楽勝だろうと考えていた。そう、このときまでは……。

 軽く素振りをした後に、筆者はバッターボックスに入る。「ホームランでも打って、あいつらをビビらせてやるか」と意気込む筆者だったが、逆に力が入りすぎて空振り三振、その次はサードゴロと打ち取られていく。サイドスローのサウスポーや超スローボールの使い手といった報道部連合の厚い投手陣に阻まれてヒットを打つことができず、結果は20打数3安打、打率1割5分という悲惨な数字に。

 このままでは終われない、と今度は筆者が投手として登板。序盤は無難なピッチングを見せるものの本職ではないが故のスタミナ不足が露呈し、ストライクゾーンにボールがまともに入らない。しかも打ち頃の球は見逃さずに打たれる始末。完全にノックアウトされ途中でギブアップし、第1回一大戦は筆者の惨敗に終わった。

 筆者にとっては悲しい結末であったが、今回の勝負は勝ち負けだけが重要なわけではない。誰かと闘い、勝利を追い求めることそれ自体に意味があるのだ。その目的を無事に達成した我々は満面の笑みで部室へと帰還した。なお、筆者を含めた参加者全員が後日酷い筋肉痛に襲われたのは言うまでもない。
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