報道部と「テクルペ」がコラボし、定期連載を行います

5月10日より、本学と仙台放送が運営する「東北大学ポケットガイド テクルペ」に、これまでの東北大学新聞の記事が定期的に掲載されることとなりました!!
今まで以上に多くの方に読んでいただけると幸いです。

報道部部室が一時移転中です

川内サークル部室棟(新サ棟)の内装工事に伴い、報道部部室が
【川内・サークル部室棟Ⅱ 410号室】
に一時的に移転しています。
アクセス方法などの詳細はこちらをご覧ください。
他団体の配置などはこちら

羽生結弦選手パレードの写真特集ページを開設しました

羽生結弦選手「2連覇おめでとう」パレードで報道部が取材した際に撮影した写真をまとめた特設ページを開設しました。
杜の都の感動をもう一度思い出しませんか?
特設ページはこちら
記事はこちら

読み込み中

【書評】『異邦人』 アルベール・カミュ 新潮文庫

 『異邦人』はアルベール・カミュを代表する作品だ。「きょう、ママンが死にました」という大胆な一文から始まり、人間社会の不条理をテーマにした実存主義小説として評価が高い。また、無神論者と理神論者の間における価値観の違いを鮮明に表現した独特の文体は、読み手を文字の世界へと引き込む。




 主人公のムルソーは、母の葬儀では涙を流さず、親の遺体を見ようともしない。それどころか、葬儀の翌日には海水浴に行き、昔の女性と交際をはじめる。その後、不運もあって人を殺害し逮捕されるが、その動機について尋ねられると、「太陽が眩しかったから」と言い放つ。

 ムルソーの周りで起きた出来事だけを見れば、狂った男だとイメージする人も少なくないだろう。しかし、小説を読み進めていくと、人間味のある男だ、という印象が不思議と残る。その理由は、彼が無神論者であり、神でなく、己の理性に従い生きているからなのだろうか。そのように考えると、明らかに普通ではない行動の数々が、たちまち人間らしいと感じ、今までの行動には全て一貫性があったのだと認識させられる。

 キリスト教社会における真理、カミュが考える実存主義の核心、ユマニストのキリスト教に対する反抗など一読しただけでは難解なテーマも多いが、何回読んでも考えさせられることの多い一冊だ。
文芸評論 1068196670916324106

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