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第33回仙台青葉まつり ~政宗記念の年 97万人集まる~

 第33回仙台青葉まつりが先月20日、21日に仙台駅前や定禅寺通りで開催された。今年は伊達政宗が生まれた1567年から数えてちょうど450年。21日の本祭りでは、それを記念して「政宗生誕450周年祝いの儀」が定禅寺通りで執り行われた。




 祝いの儀には、第33回仙台青葉まつり協賛会会長鎌田宏氏や、仙台市長の奥山恵美子氏が出席した。また、伊達家18代当主の伊達康宗氏や、愛媛県宇和島市長の石橋寛久氏や宇和島伊達家13代当主の伊達宗信氏も駆け付けた。仙台市と宇和島市は、伊達政宗の子秀宗が宇和島班初代藩主であったことから、姉妹都市として友好関係を築いている。政宗生誕450周年にあたって、鎌田氏は、「政宗公と仙台の郷土を感じるとともに、この祭りが震災からの復興をさらに加速する原動力となれば」と語った。

 鎌田氏らのあいさつが終わると、仙台木遣り会による木遣りが熱唱され、定禅寺通りは幻想的な雰囲気に包まれた。木遣りとは、山から木を運ぶ時など大人数で力仕事を行うときの掛け声をもとにした労働歌である。歌い手の減少に伴い、木遣りは衰退の一途をたどっていたが、2014年に仙台木遣りの楽譜が見つかったことを契機に、同年に開催された第30回青葉まつりにおいて復元された。以降青葉まつりでは毎年仙台木遣りが歌われている。

 最後は鎌田氏による伊達の一本締めが行われた。伊達の一本締めとは、日本、唐土(現在の中国)、天竺(現在のインド)の三国一の武将になるという伊達政宗の夢を祈願して家臣たちが行った手拍子である。当日は鎌田氏の合図に合わせて観客もそろって一本締めを行った。「よぉ~ぱぱぱん、よぉ~ぱん」息の合った手拍子で祝いの儀は締めくくられた。

 協賛会によると今回の祭りに足を運んだのは2日間でのべ97万1000人。当日はすずめ踊りのステージや山鉾の大行列、時代絵巻巡行などさまざまな企画が行われ、来た人を魅了した。
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