【ニュース】学位記授与式挙行 ~希望を胸に学び舎巣立つ~
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平成30年3月東北大学学位記授与式が、先月27日にカメイアリーナ仙台で開かれた。学び舎を巣立つ学生たちは振袖やスーツを身にまとい式に参加し、友人らとの別れを惜しんだ。
今年は学部卒業生と大学院修了生を合わせた4727人が本学の学位を得た。学部生からは、磯貝武尊さん(文学部卒)が学士号授与の代表として登壇。磯貝さんは緊張した面持ちで学位記を受け取った。また、修士号は石井花織さん(環境科学研究科修了)に、博士号は方山博路さん(医学系研究科修了)に代表して授与された。
式典では里見進前総長が告辞を述べた。その中で、参加生徒に期待することとして、徹底的に学び問い続けることと、鳥瞰的かつ他者性のある視座を持つことを挙げた。その上で「自信と誇りを持って研さんを続けてほしい」とはなむけの言葉を送った。
里見前総長が総長に就任したのは6年前の2012年。その時の入学式で初めて式辞を述べた里見前総長は、その当時を思い返し、「私が総長として歩んだ6年間は、皆さんが歩んだ学生生活と重なる」と述懐する場面も見られた。参加した学生は里見前総長の言葉に聞き入っていた。
一方で卒業生からは、荒井知江子さん(経済学部卒)があいさつした。荒井さんは、15年に仙台市で開かれた国連防災世界会議で語学ボランティアを経験。「地域の復興のために何ができるかを考え、積極的に行動を起こしていくことが私たちの使命」と語った。結びには「謙虚な姿勢で、大きく社会に貢献できるよう生きていきたい」と述べ、決意を新たにした。
さらに修了生からは、松岡萌さん(理学研究科修了)が答辞。「絶えず試行錯誤を繰り返す貴重な経験は、自立した一個人へと成長する糧となった」と振り返った。また、交友歌「緑の丘」の一節に触れ、「果てしない道をたゆまず進んでいきたい」と社会の発展に貢献する姿勢を見せた。
学位記授与式の後には、今年度顕著な功績を収めた学生や教職員を表彰する「東北大学授賞式」が挙行された。このうち、総長賞を受賞した53人に賞状が贈られた。
両式典では、本学交響楽部の奏楽や、会場全員での学生歌の斉唱なども行われ、彩りを添えた。また式典の前後には、在校生がアリーナの外で卒業生を待ち構え、祝福の声をかけたり胴上げが行われたりして盛り上がった。
グローバル社会を担うことを期待される4727人は、それぞれの未来へと歩み始める。その前途を祝し、今後の活躍を祈りたい。
今年は学部卒業生と大学院修了生を合わせた4727人が本学の学位を得た。学部生からは、磯貝武尊さん(文学部卒)が学士号授与の代表として登壇。磯貝さんは緊張した面持ちで学位記を受け取った。また、修士号は石井花織さん(環境科学研究科修了)に、博士号は方山博路さん(医学系研究科修了)に代表して授与された。
式典では里見進前総長が告辞を述べた。その中で、参加生徒に期待することとして、徹底的に学び問い続けることと、鳥瞰的かつ他者性のある視座を持つことを挙げた。その上で「自信と誇りを持って研さんを続けてほしい」とはなむけの言葉を送った。
里見前総長が総長に就任したのは6年前の2012年。その時の入学式で初めて式辞を述べた里見前総長は、その当時を思い返し、「私が総長として歩んだ6年間は、皆さんが歩んだ学生生活と重なる」と述懐する場面も見られた。参加した学生は里見前総長の言葉に聞き入っていた。
一方で卒業生からは、荒井知江子さん(経済学部卒)があいさつした。荒井さんは、15年に仙台市で開かれた国連防災世界会議で語学ボランティアを経験。「地域の復興のために何ができるかを考え、積極的に行動を起こしていくことが私たちの使命」と語った。結びには「謙虚な姿勢で、大きく社会に貢献できるよう生きていきたい」と述べ、決意を新たにした。
さらに修了生からは、松岡萌さん(理学研究科修了)が答辞。「絶えず試行錯誤を繰り返す貴重な経験は、自立した一個人へと成長する糧となった」と振り返った。また、交友歌「緑の丘」の一節に触れ、「果てしない道をたゆまず進んでいきたい」と社会の発展に貢献する姿勢を見せた。
学位記授与式の後には、今年度顕著な功績を収めた学生や教職員を表彰する「東北大学授賞式」が挙行された。このうち、総長賞を受賞した53人に賞状が贈られた。
両式典では、本学交響楽部の奏楽や、会場全員での学生歌の斉唱なども行われ、彩りを添えた。また式典の前後には、在校生がアリーナの外で卒業生を待ち構え、祝福の声をかけたり胴上げが行われたりして盛り上がった。
グローバル社会を担うことを期待される4727人は、それぞれの未来へと歩み始める。その前途を祝し、今後の活躍を祈りたい。