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【新入生向け2019・サークル特集】学友会乗馬部 ~人馬一体を目指し~

 本学青葉山キャンパスには、馬の飼育場がある。学友会乗馬部の管理している馬場だ。乗馬部では馬の手入れや、馬房の管理を部員のみで行っている。その活動内容について、部員の番匠青さん(工・3)、吉野舜太郎さん(工・2)に話を伺った。


 乗馬部では、馬を調教し、人馬一体を目指して馬術を磨いている。そのためには、何よりも馬の手入れが欠かせない。11頭の馬の世話を、部員で朝昼夜に分担して行っている。

 主な活動は早朝。毎朝5時から、馬術の練習や馬の調教をする。その際にはブラッシングや、蹄の汚れを取る「裏掘り」が不可欠となる。また、馬だけでなく、馬房の掃除など、馬を世話するための設備の管理も必要である。

 目標は北日本学生馬術大会を突破し、全日本学生馬術大会へ出場することだ。主に取り組んでいるのは、「障害馬術」と「馬場馬術」。障害馬術とは、ハードルのような障害物を馬に跳ばせる競技。多数ある障害はどれから跳ぶかが決められており、順番も指示する必要がある。馬場では、蹄跡という決められた敷地の中で、動作の美しさを競う。常歩や速歩といった異なる歩法を指示したり、調教して覚えさせた動作を見せたりと、馬の賢さと騎手の適切な指示なくしてはできない競技だ。

 吉野さんは、馬術について、「他のスポーツとは異なるところに、面白さがある」と話す。他のスポーツでは選手自身のパワーやスピードが必要となることが多い。しかし馬術では、筋力も必要だが、それよりも騎手の技能や知識、感覚が必要になってくる。馬を調教しながら、自分自身の技能や感覚も磨いていくことが大切だ。

 調教では、馬の品種や性格から、障害や馬場の適性を見る。日々馬と触れ合うことで、馬と通じ合うことができるようになってくるという。

 部員は大学から乗馬を始めた人がほとんどだ。馬術の練習では、主に先輩が後輩を指導している。また馬の世話や設備の管理は一人では難しいため、部員同士での連携も必須だ。人も馬も含めて、仲間との結束は強い。

 乗馬を始めるのは個人では難しいが、乗馬部は絶好の機会となる。番匠さんによると、新歓では馬の試乗や、乗馬教室を予定しているという。興味を持った人はぜひ訪れてみてはいかがだろうか。
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