海外お土産博覧会 ~ユニークなお土産がズラリ~
https://ton-press.blogspot.com/2019/05/omiyage.html
大学生の春休みは長い。春休みを利用して海外に行く人も少なくないだろう。実際に我らが報道部でも、海外研修や旅行のために3人の部員がそれぞれイギリス、スペインとフランス、ウズベキスタンへと渡った。
ここで筆者が気にしたのは、彼らのお土産だ。部室に置いてあるお土産や差し入れはいつもしっかりと頂戴している筆者にとって、彼らが海外で買ってきたお土産は絶対に見逃せないものだった。きっと普段お目にかかれないようなレアなものばかりに違いない。他の部員に消費されてしまう前に、自分が食べなければ。筆者は急いで部室へと向かった。
部室に入ると、さっそく机の上に編集長が買ってきたイギリス土産とS先輩が買ってきたスペイン土産が置いてあるのを確認。さらに机の横に置いてある段ボールには部員Nのウズベキスタン土産が置いてある。
まずは編集長のイギリス土産から。文房具セットが最初に目についた。透明なパッケージの中にはペンケース、鉛筆、消しゴム、鉛筆削り、定規が入っている。いずれにもユニオンフラッグと「LONDON」の文字が大きくプリントされている。かなり主張が激しい。定規にはミリメートルやセンチメートルだけでなく、インチによる表記もある。果たしてこの表記が日本でどれほど役立つか不明だが、とりあえず日本との文化の違いを感じることができた。
もう一つのイギリス土産は「ロンドンの電話ボックス付き鉛筆」というものだ。その名の通り、鉛筆の一番上の部分にロンドンの赤い電話ボックスのフィギュアが取り付けられている。そうか、ロンドンは電話ボックスも有名なのか。そういえば劇場版『ハリー・ポッター』でも、ロンドンに置いてある電話ボックスが魔法省への入り口の一つになっていたような気がする。おしゃれでかわいらしい見た目である。しかしこの鉛筆、一番上にちょっと重めのフィギュアがついているために重心がなかなか安定してくれない。そのため実際に文字を書くときは少し書きづらさを感じるかもしれないが、そこはご愛嬌というやつだろう。
次はS先輩のスペイン土産だ。「bueno」というお菓子で、ウエハースでヘーゼルナッツのクリームをはさみ、表面をチョコレートでコーティングしている。甘すぎないのでいくらでも食べることができそうだ。
最後は部員Nのウズベキスタン土産である。ウズベキスタンはサマルカンドやブハラなどの都市が有名で、今回Nもそれらを観光したのだそうだ。彼のお土産の中で最初に目についたのはアプリコットとナツメヤシだ。それぞれドライフルーツになった状態でビニール袋に入っている。ウズベキスタンのような中央アジアの国ではフルーツの生産が盛んらしい。まずはアプリコットから。見た目や触った感じは干し柿に、匂いはプルーンにかなり似ている。恐る恐るかじってみる。意外と固い。そしてほのかに甘酸っぱい味……やはりプルーンに似ている。
次はナツメヤシ。表面にはパリパリとした茶色い皮がある。色やサイズ的に、最初はビニール袋の中にカブトムシが入っているのかと思ってしまった。なんとなく昆虫っぽいので、正直アプリコットよりも食べることに抵抗がある。匂いもほとんどしないので不気味だ。これも恐る恐る噛んでみる。すると、表面はやはりパリパリしているが、中はドライマンゴーのようにねっとりとした食感。しっかりとかみ切らなければいけない。味は想像以上に甘い。まるで栗だ。おやつとして丁度いいかもしれない。個人的には、アプリコットよりもこっちの方が日本人の味覚に合っていると感じた。
次に目についたのはおじさんの置物。手のひらより少し小さいくらいのサイズで、実際に持ってみると瀬戸物だということが分かった。白いひげをたくわえ、民族衣装を着て、とてもいい笑顔をしたおじさんがスイカとヘチマを持っている。何とも言えない良さがあり、縁起が良さそうな雰囲気がする。どうやらウズベキスタンではこうした陶器や手工芸品が有名で、お土産としてもかなりポピュラーなのだとか。これからこの人形が報道部に幸運を呼び込んでくれそうだ。
次はハサミだ。Nからハサミを買ってきたと聞いたときは「なぜハサミ?」と思ったが、実際に見てみると納得がいった。鳥をモチーフとしたハサミなのだ。くちばしの部分が刃になっており、とても凝ったデザインでおしゃれだ。サイズもあまり大きくないので扱いやすいし、切れ味もいい。デザイン性だけでなく機能性にも優れたハサミである。調べてみるとモチーフとして使われている鳥はコウノトリで、ブハラのシンボル的な存在だという。繁栄を表し、ハサミに限らずさまざまなものにモチーフとして使われるのだそうだ。これもとても素敵なお土産だ。
ここに書いた以外にも、たくさんのお土産をいただいてしまった。たった1人ですべてのお土産に手を付けた罪悪感を感じる。今度は自分もお土産を部室に差し入れなくては……。
ここで筆者が気にしたのは、彼らのお土産だ。部室に置いてあるお土産や差し入れはいつもしっかりと頂戴している筆者にとって、彼らが海外で買ってきたお土産は絶対に見逃せないものだった。きっと普段お目にかかれないようなレアなものばかりに違いない。他の部員に消費されてしまう前に、自分が食べなければ。筆者は急いで部室へと向かった。
部室に入ると、さっそく机の上に編集長が買ってきたイギリス土産とS先輩が買ってきたスペイン土産が置いてあるのを確認。さらに机の横に置いてある段ボールには部員Nのウズベキスタン土産が置いてある。
まずは編集長のイギリス土産から。文房具セットが最初に目についた。透明なパッケージの中にはペンケース、鉛筆、消しゴム、鉛筆削り、定規が入っている。いずれにもユニオンフラッグと「LONDON」の文字が大きくプリントされている。かなり主張が激しい。定規にはミリメートルやセンチメートルだけでなく、インチによる表記もある。果たしてこの表記が日本でどれほど役立つか不明だが、とりあえず日本との文化の違いを感じることができた。
もう一つのイギリス土産は「ロンドンの電話ボックス付き鉛筆」というものだ。その名の通り、鉛筆の一番上の部分にロンドンの赤い電話ボックスのフィギュアが取り付けられている。そうか、ロンドンは電話ボックスも有名なのか。そういえば劇場版『ハリー・ポッター』でも、ロンドンに置いてある電話ボックスが魔法省への入り口の一つになっていたような気がする。おしゃれでかわいらしい見た目である。しかしこの鉛筆、一番上にちょっと重めのフィギュアがついているために重心がなかなか安定してくれない。そのため実際に文字を書くときは少し書きづらさを感じるかもしれないが、そこはご愛嬌というやつだろう。
次はS先輩のスペイン土産だ。「bueno」というお菓子で、ウエハースでヘーゼルナッツのクリームをはさみ、表面をチョコレートでコーティングしている。甘すぎないのでいくらでも食べることができそうだ。
最後は部員Nのウズベキスタン土産である。ウズベキスタンはサマルカンドやブハラなどの都市が有名で、今回Nもそれらを観光したのだそうだ。彼のお土産の中で最初に目についたのはアプリコットとナツメヤシだ。それぞれドライフルーツになった状態でビニール袋に入っている。ウズベキスタンのような中央アジアの国ではフルーツの生産が盛んらしい。まずはアプリコットから。見た目や触った感じは干し柿に、匂いはプルーンにかなり似ている。恐る恐るかじってみる。意外と固い。そしてほのかに甘酸っぱい味……やはりプルーンに似ている。
次はナツメヤシ。表面にはパリパリとした茶色い皮がある。色やサイズ的に、最初はビニール袋の中にカブトムシが入っているのかと思ってしまった。なんとなく昆虫っぽいので、正直アプリコットよりも食べることに抵抗がある。匂いもほとんどしないので不気味だ。これも恐る恐る噛んでみる。すると、表面はやはりパリパリしているが、中はドライマンゴーのようにねっとりとした食感。しっかりとかみ切らなければいけない。味は想像以上に甘い。まるで栗だ。おやつとして丁度いいかもしれない。個人的には、アプリコットよりもこっちの方が日本人の味覚に合っていると感じた。
次に目についたのはおじさんの置物。手のひらより少し小さいくらいのサイズで、実際に持ってみると瀬戸物だということが分かった。白いひげをたくわえ、民族衣装を着て、とてもいい笑顔をしたおじさんがスイカとヘチマを持っている。何とも言えない良さがあり、縁起が良さそうな雰囲気がする。どうやらウズベキスタンではこうした陶器や手工芸品が有名で、お土産としてもかなりポピュラーなのだとか。これからこの人形が報道部に幸運を呼び込んでくれそうだ。
次はハサミだ。Nからハサミを買ってきたと聞いたときは「なぜハサミ?」と思ったが、実際に見てみると納得がいった。鳥をモチーフとしたハサミなのだ。くちばしの部分が刃になっており、とても凝ったデザインでおしゃれだ。サイズもあまり大きくないので扱いやすいし、切れ味もいい。デザイン性だけでなく機能性にも優れたハサミである。調べてみるとモチーフとして使われている鳥はコウノトリで、ブハラのシンボル的な存在だという。繁栄を表し、ハサミに限らずさまざまなものにモチーフとして使われるのだそうだ。これもとても素敵なお土産だ。
ここに書いた以外にも、たくさんのお土産をいただいてしまった。たった1人ですべてのお土産に手を付けた罪悪感を感じる。今度は自分もお土産を部室に差し入れなくては……。