【ニュース・楽天協定】キャンパス内でのキャッシュレス推進検討
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完全キャッシュレス化が実施された楽天生命パーク宮城 |
森助教はこのことについて、「まだ導入の検討段階ではあるが、大学病院などを含めてキャンパス内のいろいろなところで、現金とクレジットカード以外の決済方法も選べるように」と、支払いの選択肢を増やすことも目的の一つであると話した。また笹さんによると、楽天本社内はすでにキャッシュレス化が完了しており、ポイント・楽天ペイ・電子マネーの楽天Edyのいずれかを使用する。「FacebookやViber(楽天グループの無料通信アプリ)で送金もできるところが便利」と話す。
本協定が締結された4月2日、東北楽天の本拠地・楽天生命パーク宮城でも完全キャッシュレス化が行われた。グッズの購入や食事にかかる代金のほか、売り子からビールを買うときも現金は使えなくなり、クレジットカードや楽天ペイ、楽天Edyなどを使用しなければならない。笹さんは、「できるだけ丁寧な説明と人員配置に心がけて、来場者の不安を払拭できるようにしている。おつりのやりとりがないのは便利だが、一方で子どもたちが買い物をするときに不安を抱える親御さんも多い」と現状を語った。
森助教は、さまざまな年代・立場の人が訪れるという本学の性質も考慮すると、キャンパス内の完全キャッシュレス(現金が一切使えない状況)は今の段階で望ましいとは言えないが、新たな仕組みの導入は本連携の意義のひとつとの認識を示した。今後本学内の支払い事情がどうなるか、目が離せない。