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【ニュース】本学 楽天と連携協定を締結 ~東北発のイノベーション創出へ~

 本学の大野英男総長と楽天株式会社の三木谷浩史社長は4月2日、東北発のイノベーション創出を目的とした包括連携協定を締結した。産学共創によるオープンイノベーションに取り組む本学と、「イノベーションを通じて人々と社会をエンパワーメントする」という企業理念を持つ楽天が連携し、卓越したイノベーションを創出していく。


 現段階では、プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスと本学による、けが予防などのスポーツ科学に関する共同研究をはじめ、ヘルスケアや医療、ロボティクスなどの分野のほか、ハッカソン(ソフトウェア開発者やグラフィックデザイナーなどがチームを組み、数時間から数日かけてプログラムの開発やサービスの考案などの共同作業を行い、その成果を競うイベント)の実施や、学生に向けた魅力的な教育プログラムの開発といった人材育成分野へ重点を置いて連携する予定だ。また、各プロジェクトの迅速な遂行を図るため、本学に「楽天イノベーションラボ東北」を連携の拠点として設置する。

 今回の協定を締結するにあたり、実務レベルで協議を重ねてきた、本学産学連携機構企画室の森綾香特任助教は、楽天の印象について「スピード感をもって成果を社会に実装することができる企業であり、大学にはないものを持っている」と話す。また、本学と企業との組織的連携は、今回で16例目になるが、これまでは大型の共同研究がメインになる印象があったという。しかし、今回の楽天との協定は、単発の共同研究や固定の分野に囚われない内容であり、「こういった一つの共同研究、特定の分野を軸としない幅広な連携協定は今回が初めて」と森助教は語る。

 楽天のCEO戦略イノベーション室の笹健太郎さんは、今回の本学との連携について、「土木や情報・ライフサイエンスなど、多くの分野で研究のトップを走っている東北大学と連携することによって、地域のためのエンパワーメントを目指し、新しいことを共に生み出していければ」と抱負を語った。また、本学での講義の提供など、学生が楽しめるようなプロジェクトも計画しているといい、「ぜひ学生にも参画してほしい」と呼びかけた。
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