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【一言居士】―2019年4月―令和へ

 春と聞いて、何を思い浮かべるだろう。桜や梅といった、春の訪れを感じさせてくれる花だろうか。タケノコや菜の花などの、春野菜だろうか。それとも、花見のような春ならではのイベントだろうか▼春という言葉から連想するものは多々ある。もしも今春、さらに「今年4月」と問えば、多くの人から次の答えが返ってくるのではないだろうか。「新元号」と▼4月1日、新元号が「令和」に決定した。現存する日本最古の和歌集『万葉集』が出典の新元号は、5月1日から平成に代わり、新たな時代を示す▼時代は移ろう。平成という時代で育った私たち大学生は、「令和」という言葉に違和感がなくなる頃、社会を担う世代となる。どのような大人になっているのだろうか▼これから始まる「令和」の時代の中で、大学生活は最初のたった数年。しかしそれは、誰にとっても特別な時間となり得るだろう。新学期も始まって、はや数週間。元号も学年も変わるこの頃、将来を見据え、後悔のないよう、今を望むままに過ごしたい。
(文責・中里)
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