【一言居士】―2019年5月―家族
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早いもので仙台に来てから1年が経過した。昨年の今頃は、慣れない一人暮らしや大学生活に戸惑い、夜もたびたび目を覚ましていたことをよく覚えている▼一人暮らしとなると、もちろん家事も全て一人でやらなくてはならない。炊事、洗濯、掃除など、やるべきことは多岐にわたる。たとえ風邪をひこうが、疲れて帰ろうが、基本的にやるべきことは変わらない▼正月、帰省中に軽度の胃腸炎に感染し、2日ほど寝込んでしまった。両親が食事を作ってくれ、何度も様子を見に来てくれた。もし1日早く仙台に帰ってきていたら……。そう思うと、両親には頭が上がらなかった。だが、その思いを言葉にすることはなかった▼一人暮らしをしてみると、両親の偉大さが身に染みて分かる。と同時に、両親への感謝の思いを言葉にする機会はあまりなかったことにも気付かされる。5月12日は母の日だったが、私事ながら筆者の20歳の誕生日と重なった。成人という人生の大きな節目に、母親だけではなく父親にもしっかり感謝の思いを伝えたい。
(文責:塩田)