読み込み中

【応援号2020】受験前の心構え ~緊張は君の味方だ~

 本学の前期入試に臨んでいる受験生の皆さん。今、どのような心境だろうか。おそらく、これから受ける試験のことで頭がいっぱいだろう。会場に到着して周りを見渡せば、一つでも多くの知識を詰め込もうと、参考書をじっくり読んでいる受験生が大勢いるだろう。その様子から、彼らが非常に手強いライバルに見え、不安や緊張がどんどん高まっていくかもしれない。そんなあなたに、筆者からアドバイスを送る。試験に臨む前の貴重な時間を割いてこの記事を読んでくれているあなたを、筆者は一人の東北大生として全力で応援したい。

 まずは、体調管理についてのアドバイスだ。1日目の試験を終えた皆さんには分かるだろうが、試験の前夜は、遅くとも22時ごろまでに就寝することを勧める。筆者が2次試験を受けたときは、前日の23時ごろに布団に入ったところ、目がさえて0時を過ぎても眠れず、当日の朝に眠気を残したまま会場へ向かった記憶がある。受験生の皆さんには、睡眠時間をしっかりと確保して、はっきり目が覚めた状態で試験に臨めるようにしてほしい。また、会場は屋外の寒さに比べてかなり暖房が効いている。温度差による身体の不調を防ぐために、着脱の簡単な服を重ね着していくとよい。他にも、思いがけぬ身体の不調を防ぐために普段食べ慣れていない食品を口にするのも控えておこう。

 続いて、試験を目前に控え、不安や緊張に襲われている今のあなたへのアドバイスだ。ぜひ、緊張している自分がいるということ、それを受け入れて自信につなげてほしい。あなたが緊張している理由はただ一つだ。これまで、途方もなく長い時間を勉強にささげ、必死に努力をしてきたからである。受験生になったばかりの頃は、大学入試など手の届かないはるか遠いところにあっただろう。あなたは、そこから日々の勉強を一生懸命重ね、少しずつ上に登ってきた。そして今、ようやく大学入試の本番にたどり着き、合格へとその手を伸ばそうとしている。積み重ねてきた努力が、今のあなたに緊張として表れているのだ。だからこそ、緊張はあなたの味方である。「当日はリラックスして緊張しないように」と声をかけてくれる家族や先生、友人がいるかもしれない。だが、無理に緊張を和らげようとせず、受け入れてみれば、引き締まった気持ちで試験に臨む支えとなるだろう。

 筆者が皆さんに伝えられるアドバイスはこれで全部だ。2次試験を乗り越え、合格を勝ち取った先には、それぞれの思い描いている大学生活が待っている。ゴールテープを切るまで、あと一歩の辛抱だ。皆さんが自信を持って試験に望み、全ての力を出し切れるよう、我々一同心から願っている。
特別号 2895493051655082754
ホーム item

報道部へ入部を希望する方へ

 報道部への入部は、多くの人に見られる文章を書いてみたい、メディアについて知りたい、多くの社会人の方と会ってみたい、楽しい仲間と巡り合いたい、どんな動機でも大丈夫です。ご連絡は、本ホームページやTwitterまでお寄せください。

Twitter

Random Posts