【一言居士】―2019年12月―季節の変わり目
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気温が徐々に下がってきて、仙台にも冬が訪れようとしている。そんな季節の変わり目は、毎朝その日着て行く服に頭を悩ませる。他人のSNSの「ダウンはまだ暑い」「トレンチコートで大丈夫」などの投稿や、朝の番組に映る人々の服装を参考に決めることが多い▼玄関のドアを開けてこの服装では寒いかもしれないと思っても、引き返すことはめったに無い。なぜならまだ「トレンチコートで大丈夫」な季節だからだ。しかし厚着をすればよかったとよく後悔する▼ある朝筆者は寝坊し、SNSもニュースも見ずにここ数日の寒さを考え、厚手のコートをつかんで急いで家を出た。すれ違う人々の中で一番着込んでいることに恥ずかしさを覚えたが、一日を通して寒さや暑さを感じることなく快適に過ごすことができた▼他人の意見をうのみにすることは楽である。しかし、たまには自分の意見や感覚を信じて押し通すことも大切なのだろう。
(文責・清水)