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【特集・オンライン授業】学生編 ~「かんがえるソファ」で議論~

 学生はオンライン授業にどのような思いを抱いているのか。先月22日に開催された、学生同士が決められたテーマに対して率直な考えを語り合う「かんがえるソファ」では、オンライン授業に対する感想を出し合った。全体的に、オンライン授業の長所や、オンライン授業があったからこそ気づけた対面授業の長所を重視していきたいという意見が多数を占めた。
(先生編はこちら)

 参加した学生からは「録画をアップロードしてくれたり、表示されている画面を画像として保存する機能が使えたりするので、対面授業に比べて聞き逃しが減った」「受講環境を自分で整えられるので気分が楽」など好意的な意見が見られた。

 一方で否定的な意見も挙がった。後期に実習系の講義を履修する予定の学生からは「やはり実物に触る機会がほしい。後期までには対面授業を解禁してほしい」という声が出た。また、今年度本学に編入した学生からは「友人を作るきっかけが少ないのが残念」という声が上がった。さらに、ある学生は「大学に通って講義を受けていたおかげで生活リズムを整えられていたことに気づいた」と生活習慣と大学の結びつきの強さを実感したという。

 話し合いの中では、対面授業が解禁された後についての話題にも触れた。本学では、全学教育科目は川内北キャンパスで、専門教育科目はそれ以外のキャンパスで開講されることが多い。そのため、対面授業の場合はキャンパス間の移動時間を考えて全学教育科目の履修を諦めざるを得ない場合がある。しかし、オンラインではその心配がない。ある学生は「専門だけでなく全学の講義にも興味深いものがたくさんある。対面授業が再開しても授業の録画映像を残すなど、講義を聞ける機会を作ってほしい」という要望を述べた。

 教授も学生も、オンライン授業に苦戦しつつもオンラインならではの長所に目を向け、肯定的に捉えようとする意見が多く見られた。BCPレベルが引き下げられたとはいえ、前期の間は一部を除き対面授業再開の見通しは立っていない。オンライン授業を受けるにあたって、学生は講義から「何をどのように学ぶのか」を改めて考え直すべきだろう。また、大学側にはオンライン授業に対して教授・学生双方から出た意見を受け止め、今後の運営に生かしてほしい。
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