新入生オータムフェスタ ~体育部と新入生をつなぐ~
先月12日、「新入生オータムフェスタ」が本学川内北キャンパスで開催された。体育部の新歓活動と新入生のコミュニティ形成の手助けとなるイベントとして企画され、久々に大学で行われる大きなイベントとなった。きっかけは、外出自粛や新歓規制の影響でなかなか接点を持てなかった体育部と新入生、新入生同士のつながりを提供したいという思いからだった。
イベントではつながりを作りやすくするための工夫が随所に見られた。新入生には、同学部の人を見つけやすいよう、学部別に色分けされたリストバンドが配布された。また会場を回る際には、学部学科別で先輩一人につき、新入生数人のグループが作られた。
体育部と新入生の懸け橋となる仕掛けも多く見られた。会場のブースを回ってポイントを貯めると景品をもらえる企画や、部活で使う道具などを実際に体験できるブースを設けるといった企画などがあった。例えば、スキー部ではローラースキーの滑走感を味わえる体験、ボート部ではトレーニング用の機械であるエルゴの体験ができた。同じ学科のグループでチームを組み、バレーやフットボールをする企画もあり、自粛期間で忘れていた仲間とスポーツをやることの楽しさを思いださせてくれる企画だった。
主にSNSを通じて開催が呼びかけられていたオータムフェスタ。そのかいあってか、参加者数は新入生だけで200人を越えた。また、体育部から約30団体が参加し、まるで学祭のような規模の大きなイベントとなった。会場にはテレビ局も取材に来ており、学生のみならず世間からの注目度の高さもうかがえた。
大規模なイベントとなりながらも、感染症対策はしっかりと取られていた。まずイベントの参加者は登録制とし、人数把握をしやすくしていた。また受付での検温や、新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOAのインストールとマスク着用を呼びかけるなどの対策も十分に取られていた。
本イベントに参加した新入生からは、「自分の知らなかった部活について知ることができたので、参加してよかった」「同じ学科の先輩が一緒に回って下さり、スムーズに会場を見て回ることができた」などという声が挙がってきており、新入生のコミュニティづくりの助けになるという趣旨にかなうイベントとなった。