【新入生向け2021】学部別・報道部員が教える! ~入学後の一年の過ごし方~
4月から晴れて本学の学生となる新入生の皆さんは、今後の大学生活への期待に胸を膨らませていることだろう。その一方、大学での学びや授業の受け方に不安を感じる部分も少なくないはずだ。
そこで、報道部員が所属する複数の学部について、それぞれの特徴や履修計画のコツ、一年の過ごし方の例をまとめた。新入生の皆さんには、今後の学生生活の指針を定めるうえで参考にしてほしい。
なお、本記事における「セメスター」とは、2学期制に基づき一年を半年ずつに分ける制度を指す。1年次は1、2セメスターで構成される。
【文学部】
学年ごとの必修科目数が比較的少ないのが特徴。一方で選択必修の科目が多いため、候補をいくつか選んだうえで絞り込むのが望ましい。また全学教育の基幹、展開科目については、1年次に卒業要件を満たせる単位数を取得すべき。なお、1セメスターの時点で、2セメスターに受ける授業をある程度決定しておくと履修計画を組みやすい。
文学部における学びの利点としては、自分のペースで無理せず学習を進めていけることが挙げられる。ただし、1年次の成績の一部が2年次以降の専修決定に影響するので、新入生の皆さんには、選択した授業へしっかり取り組むことを心がけてほしい。
【法学部】
1年次においては専門科目の選択の自由度が低いが、その分履修した授業へ真面目に取り組み、確実に単位を取得することが求められる。また2年次以降は多くの専門科目を履修することになるため、1年次に全学教育の基幹、展開科目を集中的に受けるのが望ましい。
学生によって、法曹志望、公務員志望など、将来の目標がさまざまなので、進路を考えるうえで周囲から良い刺激を受けられる。また、自主ゼミと呼ばれる団体に所属すると、横と縦のつながりを広げられ、先輩から就職に関する情報を得る機会にも恵まれる。新入生の皆さんには、自ら積極的に行動し、能動的に学ぶ姿勢を大切にしてほしい。
【経済学部】
履修の計画においては、まず必修の科目を時間割に当てはめ、空いた時間に各セメスターの上限まで全学教育の基幹、展開科目を入れるという手順がおすすめ。なお全学教育科目については、1セメスターの段階で、あらかじめ一年間に受ける授業を決定しておくのが望ましい。また、シラバスを読んで気になった授業を優先的に登録するよう心がけてほしい。
経済学部では、出席をとる専門科目が少なく、昨年度はオンライン授業においてもオンデマンド形式がほとんどであった。特に1年次は時間的な余裕が多いので、新入生の皆さんには将来自分のやりたいことを見据えた上で一年間を過ごしてほしい。
【理学部】
1セメスターは、必修および選択必修の科目で約10コマが埋まる。そして、残りの限られたコマ数で自由に授業を選択するという流れになる。2セメスターにおいては、取りたい授業を過度に詰め込むと学習の負担が大きくなるため、余裕のある履修計画を立てることが望ましい。一年を通じ、専門科目に真面目に取り組むことが重要で、この努力が後に受講する専門科目の理解につながる。また、自然科学総合実験については、提出期限を踏まえたうえで計画的に進めることが必要だ。
理学部では、多くの学生が大学院への進学を志望しており、自分が学びたいことを徹底的に探求できる。新入生の皆さんには、ぜひこの環境を存分に活用してもらいたい。
【工学部】
1セメスターは必修および選択必修の科目が大半であり、学科によっては自然科学総合実験が入る。慣れないうちに過度に授業を詰め込むのは避けるべきだろう。2セメスターでは、創造工学研修という授業がおすすめだ。これは、約100種類の中から選択した研究テーマについて、教員の指導を受けながら勉強できるというもの。その他にも工学部ならではの授業が多くあり、目指すコースに応じてさまざまな知識を得られる。
本学の学生数の約3割を占める工学部では、先輩や同級生と広くつながりを持つことが重要。また、サークルや部活動に所属し、安心できる居場所をつくるのも大切だ。新入生の皆さんには、挑戦したいことがあれば一歩踏み出して取り組むことを意識してほしい。