テニス部男子 東北地区大会優勝 ~全国への切符つかむ~
9月に仙台市で行われた、令和3年度全日本大学対抗テニス王座決定試合東北地区大会において、本学学友会硬式庭球部男子が優勝を飾り、愛媛県で行われた本戦への出場権を獲得した。同大会は昨年度、開催が中止されており、硬式庭球部の優勝は1大会、2年ぶりだ。
東北地区大会で優勝し、全国大会への出場を決めたテニス部男子の皆さん(同部提供)
優勝の喜びを語ってくれたのは、主将の藤島輝(ひかる)さん(文・4)。新型コロナウイルスの影響により、実際の試合経験の少ない中での大会に、不安もあった。その中での優勝は、感慨もひとしおだったという。
「優勝した直後は、安堵感と、全国大会に進めるという高揚感がありました。新型コロナウイルスの影響で、多くの大会が中止になり、現体制の実戦経験が少ないという懸念もありましたが、実践に近い形の練習を組み込むなど工夫を凝らして、なんとかその部分を補うことができました」
同大会において決勝で本学と争った東北学院大学は、優勝を巡り、過去何度も対戦をしてきたライバル校だ。前回の令和元年度大会では、優勝校の座を奪われている。やはりその存在は意識していたという。
「決勝で東北学院大学と対戦すると決まったときも、一筋縄ではいかないだろうなという思いがありました。実際かなり苦戦を強いられましたし。その中で今回勝ち切れたというのは、本戦に向けても自信をつけることができたと感じています」
現在は、今月行われる本戦に向けて日々練習に励んでいる。4年生にとっては引退も近づく中、藤島さんは本戦に向けての意気込みを語ってくれた。
「全国大会のレベルはかなり高く、私立大学をはじめとする並み居る強豪校を相手に戦うことになります。本戦ではそんな彼らの胸を借りながら、一つでも多くの勝利を持ち帰ってこられるよう、また、コロナ禍でなかなか直接会うことのできないOBの方々や、応援してくださっている皆様に恩返しができるよう頑張っていきたいと思います」
令和3年度全日本大学対抗テニス王座決定試合本戦は、愛媛県松山市で8日から5日間の日程で開催される。