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【七大戦2022】前例のない大会運営 〜コロナ禍、3年ぶりの七大戦〜

 コロナ禍での3年ぶりの七大戦運営。実行委員会に託された任務は、前例のない大会運営だった。実行委員長の村上幸大(理・4)は約50人の実行委員とともに、大会成功へ向けて奔走した。(松本琉太)


閉会式であいさつする村上 =先月23日、片平さくらホール


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 全国から学生が集まる競技大会の感染対策は、一筋縄ではいかない。実施も中止も、判断を全て各種目に委ねることもできる。しかし、大会の成立には過半数の種目が無事に実施されなければならず、大会全体での感染対策は実行委員会に課された責務だった。



 実行委員会では6人の学生からなる「感染症対策班」を設置し、例年の大会運営に並行して感染対策にも力を入れた。大会開幕前は感染対策のガイドライン制定を担い、大会期間中は体調不良者などの情報収集を行った。結果、6の種目は中止などの理由で不成立となったものの、第61回七大戦は3年ぶりに無事、成立した。

 


 実行委員会を悩ませたのは、新型コロナだけではない。3年ぶりの大会だけに、実行委員でも七大戦を経験した世代が少なくなっていた。「競技の進め方や大会運営の仕方に、苦労があったと感じている」と村上は振り返った。


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 村上には、印象に残る場面がある。一つ目は2年前の感染拡大。社会の異様な変化と突然の大会の中止が「衝撃的だった」。続けて昨年も大会は中止となり、「七大戦をどう立て直すか」が大きな課題となった。



 次に印象に残るのが、昨年12月、第61回七大戦の最初の競技であるアイスホッケー競技が始まった瞬間だ。開始時刻になった瞬間、村上は会場にはいなかったが、確かに感慨深いものがあった。

 


 安心できないこともあった。3番目の航空競技の中止だ。しかし、6月からの夏季競技、7月の開会式が無事に実施され、七大戦の復活を少しずつ実感した。

 その後も自身が所属する剣道部の競技が開催できた時や、開催種目が過半数を超え大会が成立した時など、節目節目で大きなものを感じた。

 


 そして迎えた閉会式——。中止競技もあったものの、無事に大会を終えられて「やっぱり安堵した」。式後の取材で村上は、胸をなでおろした。

 

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 成功裏に終わった3年ぶりの七大戦には、村上をはじめとする実行委員会の奮闘があった。

(敬称略)

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