【第74回東北大学祭】Ｔ-1グランプリ 天文同好会4連覇

　教室企画の人気を競うＴ‒1グランプリで、天文同好会が4連覇を果たした。ブルーグラス同好会が2位、アカペラコーラス部が3位となり、昨年とは2位と3位が入れ替わる形となった。4位はエレクトーンサークルMUSICA、5位はクイズ研究会だった。

天文同好会の展示「星見屋‘22」。部員の自信作が並ぶ

　Ｔ‒１グランプリは、来場者の投票によって最も人気のあった教室企画を決定する、毎年恒例の企画。今年は64団体が参加し、最終日のグランドフィナーレで3位までの入賞団体の紹介および表彰が行われた。

　優勝した天文同好会の展示「星見屋’22」は主に二つの企画から成り立っている。メインは自作のプラネタリウム。製作は1年を通して行い、解説や投影は大学祭の2カ月前から準備していたという。

　「声の出し方、原稿、投影作業などさまざまなところに部員の努力が詰まっています」と木津裕人さん（理・2）。毎年好評の企画で、今年も無料の観覧チケットが午前中に完売するほどの人気を誇った。

　もう一つは部員が撮影した写真の展示だ。来場者に投票を呼びかけ、最も人気の1枚を決めるグランプリも同時に行われた。多くの来場者が訪れ、部員が丹精を込めて撮影した写真に見入っていた。

　表彰の際、優勝という結果について代表の文平遥さん（農・2）は「皆の頑張りが形に残せてよかった」と振り返った。

　2位のブルーグラス同好会は、企画「ブルーグラスガーデン」にて、アメリカのカントリーミュージックを披露した。代表・小日向麻優さん（工・3）は「数ある屋内企画のうち、2位になったことを光栄に思う」と喜びをあらわにした。

　「より良い企画を表彰することで、企画の質を向上したい」との目的で始まったＴ‒1グランプリ。1～3位の団体は、来年度の大学祭でも抽選を経ることなく教室を選び、企画を披露する予定だ。