【第74回東北大学祭】大学祭のウラ側 責務果たした事務局員
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大学祭の運営を主導した東北大学祭事務局は、長い期間に及ぶ準備に加えて撤収作業も担当した。大学祭開催にあたって大きな課題となったのは、大学祭の成功と感染対策の徹底を両立させることだった。感染状況を踏まえた開催形態の変更は、過去2年間の大学祭でも見られ、今回が初めての事例ではなかった。しかし、新型コロナが流行し始めてから3年がたった。大学祭の本来の形を継承するためにも、今年はコロナ禍以前の形に近づける必要があった。事務局は大学側との協議の結果も踏まえ、Twitterを通じて今年の大学祭の開催形態を発表した。前回、前々回とは違う、外部に公開しての対面開催。人数制限と飲食物の提供の制限を除いては、本来の大学祭に近い形になったと言えるだろう。
会場設営に励む事務局員の様子 |
大学祭開催前日の10月27日。日の沈んだキャンパスで、工具を片手に準備作業を進める事務局員の姿があった。3日間の大学祭のために飾り付けられた川内北キャンパスは、普段とは違う装いを見せていた。
野外ステージ設営の様子=10月27日 |
大学祭の全ての行程を終えた翌日から撤収作業が行われた。役目を終えた機材や設備などに名残惜しさを感じつつも、長い準備期間をかけた大学祭に満足した表情を浮かべる事務局員の姿が見られた。ただ大学祭を開催するだけではなく、大学を元の姿へと戻すという最後の責務を果たした。(林亮佑)