読み込み中

【企画展】「阿部次郎と法文学部」~東北大学文系のルーツをたどる~

 『三太郎の日記』で著名な阿部次郎の足跡をたどる企画展「阿部次郎と法文学部」が、本学史料館(片平キャンパス)で開催中だ。企画展は本学創立115周年と、文学部創立100周年を記念する事業の一環で、東北帝国大学時代に法文学部の教授を務めた阿部次郎の新規資料や、法文学部の開設に関連する資料を公開展示する。


本学資料館(片平キャンパス)で開催中

 今回の企画展では、近年整理が進んだ阿部の書簡を新たに公開。著書や当時の時代性と合わせて、阿部の人生を浮かび上がらせる内容となっている。


  

 阿部は現在の本学東北アジア研究センターにつながる日本文化研究所を設立した人物でもあり、文系学部のルーツとなる業績を残した。史料館の加藤諭准教授は「阿部次郎をたどるということは、東北大学の文系の知の歩みを知る機会でもある」と企画の意図を語る。



 法文学部の開設に関わる展示では、当時の女子学生の受講ノートや時間割などが公開されており、こちらも必見の内容だ。時間割には、美学の教鞭をとっていた阿部の名前も見つけることができる。



 加藤准教授は「阿部次郎は文系学部の歴史をひもとくときの象徴的な人物。この機会に文系の100年の歴史の一端に触れてほしい」と話し、新型コロナの影響で3年ぶりの開催となる企画展へ期待を寄せた。同展は今月23日までで、入場は無料。

ニュース 2897939807700563878
ホーム item

報道部へ入部を希望する方へ

 報道部への入部は、多くの人に見られる文章を書いてみたい、メディアについて知りたい、多くの社会人の方と会ってみたい、楽しい仲間と巡り合いたい、どんな動機でも大丈夫です。ご連絡は、本ホームページやTwitterまでお寄せください。

Twitter

Random Posts