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【第74回東北大学祭】3年ぶり 対面一般公開 キャンパスに活気

 第74回東北大学祭が10月28日から30日まで川内北キャンパスで開催された。今年は入場制限があるものの、3年ぶりに学外に開かれた大学祭となった。キャンパスには地元住民や子ども連れの姿も見られ、大学祭はにぎわいを見せた。   (杉山鷹志)


今年のキービジュアルをイメージした
和太鼓のモニュメント。
大学祭のテーマである「轟」の文字があしらわれている

 今年の大学祭が対面かつ一般公開となったことで、当日のキャンパス内の雰囲気は普段とは一変した。謎解きゲームやプラレールに夢中になる子どもたちの姿のほか、屋内企画の会場である講義棟を新鮮なまなざしで見ている様子が至る所で見られた。本学学生だけでなく幅広い層が大学祭に参加し、屋内外問わずキャンパスは活気に満ちていた。



 今年の大学祭テーマは「轟 ―TODOROKI―」。このテーマは、学生文化や東北大生の存在を世に轟かせようとする思いと、東北大生・来場者・事務局員の三車(三者)が集まって初めて大学祭が成り立つというメッセージを表現している。



 初日は、オープニング企画により大学祭の幕が上がった。3日間にわたる大学祭は天候にも恵まれ、来場者は屋内外問わず大学祭を楽しんだ。



 屋外ステージでは、バンドによるライブや書道パフォーマンス、よさこい演舞などが行われ、各日観客を魅了した。特に2日目にはMr.&Ms.東北大コンテスト2022が行われたほか、最終日にはお笑い芸人ラバーガールによるライブが行われるなど、ステージは大いに盛り上がりを見せた。



 ラバーガールはTikTokやYouTubeでも名をはせる実力派コンビだ。ライブ終盤には、予定していたネタを全て終えたにもかかわらず「あと5分」というカンペが出されるハプニングも。しかし2人は予定になかったネタを急きょ披露するという「神対応」を見せ、ステージ前に集まった観客を時間いっぱい笑いの渦に巻き込んだ。



 屋内ではサークルをはじめとする多くの団体が、作品展示や体験会、演奏会といったイベントを実施し、それらに来場者を呼び込む活気づいた声が、会場の至る所で轟いていた。日頃の課外活動の成果が会場を彩るとともに、来場者を大いに楽しませた。


野外ステージ設営の様子=10月27日

 特別企画では、ペットボトルロケット打ち上げ体験会やベンチプレスチャレンジ、熱気球体験搭乗などが行われ、いずれも来場者を楽しませた。



 最終日17時ごろにはグラウンドから花火が上がり、3日間にわたり盛り上がった大学祭のフィナーレを美しく飾った。



 今年は新型コロナ感染対策のため、模擬店の設置を見送るなど規制はあったものの、一般公開となったことで昨年よりも幅広い人々に、学生文化を轟かせる場となった。それはテーマの意図のように、三者の活躍をもって実現したに違いない。

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