【第74回東北大学祭】東北大学祭実行委員長コメント 情熱のバトンつなげた大学祭

　第74回東北大学祭のテーマは「轟 ―ＴＯＤＯＲＯＫＩ―」でした。コロナ禍という、どうしても学生文化が萎縮せざるを得ないこのご時世で、自分たちの存在を世に「轟」かせることに意義を見出し、昨年の大学祭終了時から1年間、がむしゃらに突き進んできました。終わってみた今感じること、それは先輩方が絶やさなかった学生文化の情熱の炎の偉大さ、また我々に託されたそのバトンをつなげることの大きな意義です。3年ぶりの一般のお客様を迎え入れる開催ということで、地域やOB、OGの皆様、また本学を志望する学生や保護者様からはたくさんのうれしいお言葉をいただきました。大学祭というものが、学生にとどまらない多くの方々の応援により成立しているのだと感じた瞬間でした。大学祭に関わってくださった全ての皆様に御礼申し上げます。皆様にとって少しでも大学祭の熱気を感じられる日々だったのであれば幸いです。

　代替わりした東北大学祭事務局は既に来年に向けて動き始めています。社会情勢に合わせて進化する、今年を超えた大学祭にしてくれると思います。来年以降も、大学祭が東北大学の熱気を伝承していくものであることを切に願います。（中根世智）