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【入学お祝い号2023・インタビュー】対話で自分を知る 山内准教授インタビュー

 大学は高校と比べ、プレゼンテーションやディスカッションなど対話形式の授業が多い。なぜ対話が必要なのだろうか。苦手意識を克服する方法とは。大学での学習について学ぶ「学問論」の担当教員の1人、山内保典やまのうちやすのり准教授に話を聞いた。



対話する学生ら。アイデアを
書き出している(山内保典准教授提供)





問題発見 AIには不可能



 対話が必要な理由はさまざまです。例えば社会で解決すべき問題をつくる上で対話は有効です。



 問題とは、現状と理想のギャップと言えます。良い問題をつくる鍵は「いかに現状や理想の共通認識をつくり、解決すべきギャップを選ぶか」です。その過程で、対話は多様な価値観を考慮する手段となります。



 理想を描くことは、欲求のないAIには困難です。皆さんには、理想を描く第一歩として、対話を通して、自分の知的欲求を自覚し、刺激し合ってほしいと思います。




話すのが苦手≠対話が苦手



 もし話すことが苦手ならば、聞くことで対話に貢献しましょう。相づちを打ったり、聞いた発言内容を書き残したりすることで、話しやすい雰囲気をつくれます。



 授業は安全に失敗ができる場です。積極的に実りある失敗をしましょう。




価値観を言語化すること



 高校までは、未成年ですし、周囲の価値観を吸収してきたと思います。大学では、これまでの価値観を俯瞰し、再構築に取り組んでほしいです。



 その成功の鍵は、自分の考えの言語化です。言語化により、自身の考えが思考対象になります。自分はそれをなぜ好きなのか。言語化したいときが、対話の出番です。

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