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【ニュース】多子世帯 大学授業料等無償化 所得制限なし・来年度より

  4月1日から多子世帯の大学等入学料・授業料の無償化が始まる。これは一昨年12月に岸田内閣(当時)によって閣議決定された「こども未来戦略」に盛り込まれた就学支援制度だ。支援対象となるのは国が定める要件を満たした国公立・私立大学、短期大学、高等専門学校(4・5年)、専門学校の入学生と在学生である。多子世帯への高等教育の就学支援制度は昨年4月に所得等の条件付きで実施されており、今回はこの条件を撤廃し、支援範囲を拡大する形となっている。

 同時に3人以上の子を扶養している世帯を「多子世帯」とみなし、所得条件を設けず支援を行うことで、進学に伴う費用負担や不安を軽減し、少子化を食い止めることを目的としている。

 内容は入学金と授業料の減額支援で、四年制国立大学に2025年度から入学する学生の場合、学部問わず入学金約28万円、授業料年間約54万円を上限として減額される。2024年度以前に入学した学生には2025年度以降の授業料のみが減額される。この制度では現金給付は行われず、学生が各教育機関で申請を行い、授業料等を減額する。申請方法は原則として日本学生支援機構の給付型奨学金と同様となる予定だ。

 多子世帯への支援拡大に合わせて、他の高等教育の就学支援制度とともに支援対象となるための学業要件(授業への出席率や各学年修了時における単位修得数、GPAなどの要件)が2025年度から厳格化される予定だ。この変更は2024年度以前からこの支援制度を利用している学生にも適用されるので注意しなければならない。

 以上は記事執筆時の情報である。実際に申請するときは各教育機関や文部科学省のホームページで学業要件や申請方法、制度の対象要件等の確認が必須だ。

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