【イベント】「プロフェッショナル仕事の流儀-大学生応援塾-」本学で開催 一流人たちの「仕事論」
本学キャリア支援センターとNHK仙台放送局が主催する、NHK大学セミナー「プロフェッショナル仕事の流儀―大学生応援塾―」が、11月28日、川内北キャンパスB200教室で開催された。講師を務めたのは、数々の一流人に密着してきたドキュメンタリー番組「プロフェッショナル仕事の流儀」統括プロデューサーの横山友彦さん。横山さんは本学文学部OBでもある。本学の学生・教職員は誰でも自由に参加でき、当日は多くの人が集まった。
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セミナーでは、番組で取り上げたプロフェッショナルたちの姿や番組制作から横山さんが学んだことについて語られた。
「プロフェッショナルたちの “仕事論”『明日から使える人生の流儀』」と題した第一部では、心臓外科医の天野篤さんや菓子職人の小幡寿康さんらが取り上げられた。個性豊かな“仕事論”を紹介した上で、彼らには「孤独になれる勇気」が共通していると指摘。「やっていて好きなことがあるのなら、それを貫くべき」と語った。セミナー後に行ったインタビューでは「仕事をする理由も、そこから得られるものも、多様だということを伝えられたら」という思いがあったと語っている。
第二部「私にとって仕事とは?」では、菓子職人の桑田ミサオさんや校正者の大西寿男さんらが取り上げられた。「はっきりとした『やりたいこと』が見つからない」と将来に不安を抱く学生に対し、プロフェッショナルたちの「迷い」や桑田さんの「わからないのは素敵なことよ」という言葉を紹介した。横山さん自身も在学中から明確なキャリア意識があったわけではないという経験から「見つからないことを恐れなくてもいい」とアドバイスした。
参加した学生らは、投影された番組の映像を真剣に見つめるなど、熱心に話に聞き入っていた。Tさん(文・2)は「自分の将来に向き合うヒントを得られた。『なぜ』を5回繰り返すというドキュメンタリー番組の制作手法を就活にも活用してみたい」と感想を述べた。