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【ニュース】弓道部 悲願果たす 秋季Ⅰ部リーグ優勝

 本学学友会弓道部が、第64回東北地区秋季学生弓道大会Ⅰ部リーグ(以下秋季リーグ)で優勝した。同リーグは10月5~6日に本学川内キャンパス弓道場で開催された。この優勝により、全日本学生弓道王座決定戦第72回男子の部への出場が決定し、11月23日に同大会に出場した。


秋季リーグ優勝時の集合写真(=同部提供=)


 秋季リーグは、弘前大学・東北学院大学・山形大学・本学の4チームの総当たり戦。本学は全勝で、悲願の優勝を果たした。


 部は秋季リーグで優勝し王座決定戦に出場することを年間目標としていたため、主将の樋口佳吾さん(工・3)は、「言葉で言い表せないほどうれしかったです。一年間やってきたことが報われたことに他ならず、涙が止まりませんでした」と喜びをにじませた。


 優勝できた要因については「高い実力を持った選手たちが互いに指導し合い、試合当日まで高めあっていたことが一番の要因だ」と語る。


 秋季リーグを終え同部は「東北地区の代表として全国大会で躍進し、全国の舞台で部に還元できるものを持ち帰る」という目標を掲げて、王座決定戦に臨んだ。


王座決定戦の様子(=同部提供=)


 全日本学生弓道王座決定戦は、北海道・東北・関東・北信越・関西・中四国・九州地区からそれぞれ一校が代表として出場する大会で、三重県伊勢神宮の神宮弓道場で開催された。本学の出場は4年ぶり30回目である。


 本学は第一試合で明治大学に敗れた。敗因として、王座決定戦を神格化しすぎていたこと、そして全国大会に進んで他地区の強豪校と戦う機会が今まで少なかったことを挙げている。東北地区は目立った強豪校が年によって異なり、毎年全国大会に行くような大学は少ない。「東北地区に属する私たちが全国大会で勝ち続けるためには、やはり全国大会に出場し続ける必要があると再認識しました」と振り返る。敗戦の悔しさがありつつも「全国大会に出場し続ける意義と成長の可能性を部内全体に広めることができた」と話す。


 全国のレベルを知り、全国大会に出場し続ける意義を認識した今年度のチーム。来年度は東北一のチームであり続けることを目標に掲げる。冬の寒さが厳しい仙台だが、弓道部は依然闘志を燃やしている。 (瀧沢和樹)

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