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【サークル】ラーメン好きが集う場所 東北大学ラーメン研究部

 しょうゆ、みそ、豚骨、二郎――。ラーメンは常に姿を変え、食べる者を飽きさせない。そんなラーメンをこよなく愛する学生が集うサークルがある。

 今年3月27日、東北大学ラーメン部が結成された。創始者は代表の上村則斗さん(医・3)。「ラーメン好きが集う場所を作り、仙台のラーメンやおいしいお店の情報を共有したい」との思いから結成に至った。

 活動は月3、4回程度の「ラーメン屋巡り」が中心で、部員同士で店を選び、実際に食べに行く。他にも、製麺所の見学や二郎系ラーメンの調理といった企画も行う。結成当初は上村さん1人でのスタートだったが、その後、部員は増え続け、現在も月に数人のペースで新しいメンバーが加わっている。

二郎系ラーメン試作会(=同団体提供)

 10月末に開催された東北大学祭では、油そばの販売が好評を博し、各企画の質の高さを競うT―1グランプリでは2位を獲得した。しかし、その裏には多くの苦労もあった。ラーメン部では部費の徴収がないため、チャーシューやタレなどの食材費やガス代は学祭メンバーの自腹で立て替えた。「ラーメン部として油そばを提供する以上、妥協はできない」との思いから技術面でも試行錯誤を重ねたほか、協賛企業の扱いなどを巡って大学祭運営との調整も苦労したという。

大学祭で販売した油そば(同団体提供)

 なぜそれほどまでにラーメンに打ち込めるのか。

 同部で現在副代表を務める阿保翔太郎さん(経・4)は「無限の親和性」を挙げる。「さまざまな食材やジャンルと掛け合わせることで、多様なラーメンが生まれる」と話す。

 同じく副代表の金田悠太郎さん(工・3)は、ラーメンの見た目に注目する。「二郎系のような豪快なラーメンがある一方で、麺が丁寧に畳まれた美しい見た目のラーメンもある」と語る。そうした見た目にも創意工夫を凝らしたラーメンは次々に生まれる。真新しいものに出会える刺激があり、飽きることがないという。

 代表の上村さんは、ラーメンは焼きそばやパスタよりも麺や具材の幅が広く、地域性も強いと話す。「価格も比較的安く、日常に根付いた庶民的で身近な存在であることが魅力」と述べた。

 今後はラーメン屋巡りを続けながら大学祭、イベントでの出店、OBとの連携、外部交流など、活動の幅も広げる方針だ。(高橋温) 

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