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ゲートウェイカレッジ創設 学部のない新たな選抜制度

 2027年度から、本学は学士過程における新たな教育プログラムであるゲートウェイカレッジを創設する。  

 本制度では、学部を定めない新しい選抜制度により、全体で約180名を募集する。選抜は4月入学と10月入学に分かれる。前者は主に日本の教育制度に、後者は主に海外の教育制度に合わせている。4月入学では文系17名・理系71名程度が、10月入学では文系17名・理系73名程度が募集される。なお、既存学部の一般選抜やAO入試の募集人員に調整が入るため、大学全体での入学定員は変更しない。

 選抜方法は、4月入学では筆記試験と面接試験の2段階選抜が、10月入学では書類審査や英語での筆記試験、面接試験が実施される。

 ゲートウェイカレッジの最大の特徴は、募集が学部ごとに行われない点にある。文系、理系に分かれて募集があるものの、入学後は学部・学科を定めない。3年次に進級する際に自身の希望や適性に応じて専門分野を選択する。

 本プログラムの授業は英語で行う。また、日本人と留学生の比率をおおむね1対1とし、原則として入学後1年間は本学国際混住寮への入居を求める。各学部に所属した後もゲートウェイカレッジの学生は、入学から卒業まで一貫して英語を用いたカリキュラムに沿って学ぶ。

 国際卓越研究大学の第2期公募に応募している東京大は、2027年9月に学士・修士の5年間の新たな教育課程を創設し、69年ぶりに新学部を設置することを発表した。この制度でも1年次に寮への入居を求める。また、国際卓越研究大学に認定された場合には、さらに2つの理工系の学部を新設することを検討している。どちらの制度でも、授業は英語で行われる予定だ。

 本学の「国際卓越研究大学研究等体制強化計画概要」によると、現在2%の学部の留学生比率を、国際卓越研究大学としての25年目にあたる2049年には30%まで上げることを目指す。

 現在、留学生比率が最も高い日本の大学は48・3%の立命館アジア太平洋大(APU)だ。APUは、25年前の2000年に開学した。開学から25年で既に全学的な国際化を成し遂げたAPUに対し、本学はまず「ゲートウェイカレッジ」という形で国際化のモデルケースを学内に創出する。この新たな試みが、大学全体の国際化を促す起爆剤となれるか、その手腕が注目される。

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