【アーチェリー部】東北アーチェリー大会優勝
本学学友会アーチェリー部が、第58回東北学生アーチェリー王座決定戦で見事に優勝を飾った。今年度は春季個人戦が悪天候で中止となり、初公式戦がこの王座決定戦となる異例の事態だった。調整が極めて難しい中での戦いとなったが、チームは見事に逆境を跳ね返した。
優勝の瞬間について、石田篤志さん(教・3)は「素直にうれしかった」と喜びをかみ締めた。試合中、不調に苦しむメンバーもいたが、他の選手が見事にその穴をカバーした。「個人の調子に左右されず、チーム一丸となって全員で勝ち取った優勝」と振り返る。
最大の勝因として挙げられたのが、エースである森本大介さん(理・2)の存在だ。圧倒的な練習量でチームをけん引する絶対的エースへと成長し、彼の頼もしい背中がチーム全体に大きな安心感と勢いをもたらした。
また、チームの躍進を支えたのは、困難な環境下で培われた「自主性」だと石田さんは語る。コーチを務めていた職員が不在となり、特に試合会場では自分たちで調整を行わなければならないという壁に直面した。また、他大学と比べて練習時間の確保も難しかった。しかし、だからこそ「量より質」に徹底してこだわり、限られた時間で一射の精度を上げる効率的な練習を組み立てることで、独自の強みを築き上げることができた。
アーチェリーは一見静かなスポーツだが、実は「極限状態での集中力と、己の精神力との戦い」である点が最大の魅力だ。70㍍先にあるCDサイズの的に矢が吸い込まれていく爽快感や、1本の矢で一気に流れが変わる団体戦ならではの緊張感は、観戦の大きな見どころとなっている。
6月13日から行われた全日本王座決定戦では、思うような結果を残せず全国の壁の厚さを痛感したという。しかし、「全国トップレベルになるために足りないものを明確に肌で感じることができた」と、この悔しさと学びを大きな収穫と捉え、前を向いている。
石田さんは「次なる目標である『全国七大学総合体育大会(七大戦)優勝』、そして全国の舞台でのリベンジに向け、部員一同より一層練習に励んでまいります」と力強く語る。今大会の経験を糧に、さらなる高みを目指す彼らの今後の活躍に大いに期待したい。
