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【特集・戦争と大學 第1回】記者のぼやき

 「歴史は上手に『思い出す』ことなのです。歴史を知るというのは、いにしえの手ぶり口ぶりが、見えたり聞こえたりするような、想像上の経験をいうのです」。小林秀雄が『学生との対話』で述べている一節だ。「何年に何が起きた」などと細かな出来事を覚えることでなく、過去に生きた人々の存在を感じ取り、彼らのさまざまな感情に思いをはせることに重きを置こうとする精神が垣間見える。個人の心の中に潜んでいる「小さな記憶」としての戦争の姿が、東北帝大に遺された史料に映る。昨今の情勢を鑑みるに、現代を生きる我々は上手に思い出さねばならないだろう、彼らの姿を。




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