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【ニュース】ホームカミングデー開催

 東北大学116周年ホームカミングデーが9月30日、川内萩ホール(川内南キャンパス)で開催された。式典では、今年が本学で日本初の女子大生が誕生してから110周年、文系女子学生の誕生から100年の節目の年にあたることなどから、「門戸開放」をテーマにさまざまなプログラムが行われた。


開会あいさつをする大野総長(本学広報室提供)



多様な人材集める

 本学は帝国大学時代の1913年、黒田チカ、丹下ウメ、牧田らくの3人の女子学生の入学を日本で初めて許可した。開会挨拶で大野英男総長は、「本学はその門戸開放の理念によって存在感を発揮してきた」と述べ、他に先駆けて女子へ大学の門戸を開いた本学の歴史を振り返った。



 世界全体が難題に直面している現状にも触れ、「より良い未来のために本学の総合知を活用した社会価値を生み出すには、多様な人材がその能力を最大限発揮できる環境が必要不可欠」と述べた。



 また、9月に本学が国際卓越研究大学の認定候補に選定されたことを受け、「門戸開放の理念のもと、多様性・公正性・包摂性を推進することは、卓越大の提案を遂行する上でも極めて重要」だとの認識を示した。



功績 今もなお

 記念プログラムでは、「日本初の女子大生3人―ウメ・チカ・らくのよこがお―」と題したトークセッションが行われた。ウメ、チカ、らくを研究する3氏を招き、本学史料館の加藤諭准教授とそれぞれの人生と功績について話し合った。



 丹下ウメは40歳で本学に入学したことから、現代のリスキリングにもつながるキャリアを歩んだと加藤准教授は指摘。日本で2人目の女性理学博士となり、女性研究者の地位向上にも寄与した黒田チカ、本学卒業後、洋画家の夫を支えながら在野の研究者として数学に関心を寄せ続けた牧田らくと合わせて、三者三様の人生が紹介された。



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